2010年11月15日月曜日

第190回「歴史と人間」研究会:言語論的転回以降の歴史学

「歴史と人間」研究会から研究会のお知らせをいただきました。
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第190回「歴史と人間」研究会のご案内

このたび「歴史と人間」研究会では、下記のとおり年末の特別企画の研究会を開催することになりました。お忙しい時期と存じますが、奮ってご参加くださいますようご案内申し上げます。

                 記

       ◆◆言語論的転回以降の歴史学◆◆

 いわゆる「言語論的転回」以降、歴史学においても象徴や言説が担う機能への関心が高まり、それが現実の世界とどのような関係にあるのかが問われるようになりました。しかし、言説分析の方法が古典的な実証主義といかに統合されるべきかという問題は、依然として曖昧なまま現在にいたっているように思われます。
 そのなかで今年、歴史学における言語論的転回を象徴する作品であり、刊行以来、歴史学方法論をめぐるさまざまな議論を喚起してきたギャレス・ステッドマン・ジョーンズの『階級という言語』(1983年)が、日本語に翻訳されました。そこで、今回の特別企画では、訳者である長谷川貴彦氏をお招きし、今後の展望も交えながら『階級という言語』が現代歴史学にとってもつ意義について語っていただきます。
 長谷川氏の報告にたいして、言説分析の立場から森村敏己氏が、また実証主義の立場から見市雅俊氏が、それぞれコメントを加えます。私たちはどのように史料と向き合い、どのような方法で歴史を描きだしたらよいのでしょうか。歴史研究の方法について、あらためて深く議論する場になることを期待します。

■日時 2010年12月19日(日)14:00~17:45
■場所 一橋大学西キャンパス職員集会所
(キャンパス地図6番 http://www.hit-u.ac.jp/annai/campus/index.html
■プログラム
 【基調報告】長谷川貴彦氏(北海道大学)「現代歴史学のなかの『階級という言語』」
 【コメント1】森村敏己氏(一橋大学)
 【コメント2】見市雅俊氏(中央大学)
  司会進行:梅垣千尋(青山学院女子短期大学)

※ なお、会の終了後、同じ会場において恒例の忘年会(会費1,500円)を開催いたしますので、こちらも奮ってご参加下さい。とくに年長の方々からの食べ物や飲み物などの差し入れを歓迎いたします。


詳細はこちら↓
http://www7b.biglobe.ne.jp/~reki-nin/index.html.txt

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