2007年10月22日月曜日

ありがとうございました



たくさん皆様のご参加を頂き、10月例会「現代社会運動史資料の海へ」は盛況の裡終了致しました。ありがとうございました。
私たち運営の不手際により、議論に十分な時間を確保できなかったことが残念ですが、何らかの形態で、このような議論を継続してゆく方策を探ってゆきたいと思います。
また報告者の相川さん・友澤さん、コメンテータの原山さん・檜皮さん、そして休日にも関わらず今回の企画を快くお引き受けいただきました埼玉大学共生社会研究センターの藤林さん、ほんとうにありがとうございました。

2007年10月21日日曜日

10月例会のお知らせ

例会を開催します。みなさまのお申し込みをお持ちしております。

テーマ:

現代社会運動史資料の海へ
──埼玉大学共生社会研究センター見学・報告・交流会──

参加申し込み方法:定員は20名、予約制です。

会場整理の都合上、107日(日)までに、歴史学研究会近代史部会運営委員、大和孝明(やまとたかあき)までご連絡下さい。先着順で、ご案内を差し上げます。
定員一杯となった場合、ご来場をお断りすることがございます。大変心苦しいことではありますが、どうぞご了承下さい。

日時:1021日(日)、11:45〜17:00
会場:埼玉大学共生社会研究センター(総合研究機構3F)

当日は11時45分に埼玉大学正門前にお集まりください。部会運営委員が皆様を会場へお連れします。それ以後に来られた方は、直接会場までお来し下さい。
当日昼食休憩はございませんので、あらかじめ済ませた上でご参加下さい。
[案内図][バス:北浦和][バス:南与野]

日程:

1. センター見学とご担当者による説明
2. 二名の研究者による報告、二名のコメンテーターによる問題提起
3. 総合討論

報告者:

相川陽一氏(一橋大院)「地域ベ平連調査からみえてきたもの」
友澤悠季氏(京都大院)「センターとの出会いから考えたこと―宇井純公害問題資料を事例として―」

コメンテータ:

原山浩介氏(国立歴史民俗博物館)
檜皮瑞樹氏(早大院)

例会企画趣旨:

 埼玉大学の共生社会研究センターには、住民図書館をはじめとする団体や個人より寄贈を受け、現在も継続収集を行う、30万点を超える社会運動やNGO・NPO関連のビラ・ミニコミが収蔵されています。環境・人権・教育・平和・産業・生活問題など、そこにみられるテーマは幅広いものであり、同所は市民の活動を記録・保存し、社会に発信するための情報センターとしての機能を果しています。
また、日本消費者連盟・草の根通信(復刊)・練馬母親連絡会・国立市障害者自立運動・べトナムに平和を!市民連合(ベ平連)・横浜新貨物線反対運動・公害問題等、様々な運動に関する一次史料や、生涯をかけて公害問題に取り組んだ宇井純氏(1932-2006)の資料コレクション、東南アジアを歩き『バナナと日本人』や『ナマコの眼』などの著作を残した鶴見良行氏(1926-1994)の残した蔵書・研究ノート等が存在しています。
 これらの史資料は『「生活の質」を捉え直し、多価値の時代における共生のあり方を考察し、社会に還元する』(センターHPより)目的は勿論のこと、特に研究者にとっては、1960年代以降の社会運動を考える上で、大きな手がかりになることが予想されます。しかし現代の人文社会科学は、現代社会運動史資料の実態解明や収集・保存・活用について、未だ方法論を確立したとは言いがたい状況にあります。
 そこで、このたび歴史学研究会近代史部会は、センターのご協力をいただき、現地での史資料見学・個別報告・交流会を一体化した例会を企画することにいたしました。
 本企画は、現代社会運動研究・調査についての論点共有や、研究基盤作りのための第一歩であることを目的としています。学知の境界を超えて、社会運動を「現場」の視点から改めて問い直すことや、現代史資料を収集・保存・活用すること、そして記録や証言自体の持つ意味について、話し合ってみたいと思います。
 これから研究をはじめようと考えておられる学部生・院生や、すでに研究をすすめておられる研究者、現代史資料を扱っておられるアーキビストなど、ご興味をお持ちの皆様。センターに集い、一緒に語り、考えてみませんか。


ご注意:

埼玉大学共生社会研究センターは、この企画に対し、会場確保・内容説明等の点でご協力くださっています。しかし例会企画・運営・実行の責任は、歴史学研究会近代史部会にあります。例会について埼玉大学にお問い合わせいただきましても、回答しかねる場合がございます。
お問い合わせにつきましては、上述の大和アドレスまでご連絡のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2007年10月16日火曜日

東京歴史科学研究会からのお知らせ

ご案内をいただきましたので、ご紹介致します。


東京歴史科学研究会
12月歴史科学講座事前学習会

◇テーマ◇ 成田龍一『近代都市空間の文化経験』を読む
◇報告◇ 山口公一・佐藤美弥・牛木純江
◇日時◇ 2007年1026日(木)18時00分から
◇会場◇ 一橋大学国立西キャンパス別館1階歴史共同研究室会議スペース(JR中央線国立駅南口徒歩6分)
◇地図へのリンク◇
地図の(4)の建物です
成田龍一『近代都市空間の文化経験』岩波書店、2003年
東歴研ウェブサイトもご覧ください
 以上

2007年10月13日土曜日

本誌増刊号が発売されました


歴史学研究会編『歴史学研究 増刊号』No. 833、2007.10、青木書店。
去る6月に開催された2008年度歴研大会における報告・コメント・討論要旨が掲載されています。
目次等は、歴史学研究会:最新号目次をごらん下さい。