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参加申し込み方法:定員は20名、予約制です。
会場整理の都合上、10月7日(日)までに、歴史学研究会近代史部会運営委員、大和孝明(やまとたかあき)までご連絡下さい。先着順で、ご案内を差し上げます。
定員一杯となった場合、ご来場をお断りすることがございます。大変心苦しいことではありますが、どうぞご了承下さい。
日時:10月21日(日)、11:45〜17:00
会場:埼玉大学共生社会研究センター(総合研究機構3F)
当日は11時45分に埼玉大学正門前にお集まりください。部会運営委員が皆様を会場へお連れします。それ以後に来られた方は、直接会場までお来し下さい。
当日昼食休憩はございませんので、あらかじめ済ませた上でご参加下さい。
[案内図][バス:北浦和][バス:南与野]
日程:
1. センター見学とご担当者による説明
2. 二名の研究者による報告、二名のコメンテーターによる問題提起
3. 総合討論
報告者:
相川陽一氏(一橋大院)「地域ベ平連調査からみえてきたもの」
友澤悠季氏(京都大院)「センターとの出会いから考えたこと―宇井純公害問題資料を事例として―」
コメンテータ:
例会企画趣旨:
埼玉大学の共生社会研究センターには、住民図書館をはじめとする団体や個人より寄贈を受け、現在も継続収集を行う、30万点を超える社会運動やNGO・NPO関連のビラ・ミニコミが収蔵されています。環境・人権・教育・平和・産業・生活問題など、そこにみられるテーマは幅広いものであり、同所は市民の活動を記録・保存し、社会に発信するための情報センターとしての機能を果しています。
また、日本消費者連盟・草の根通信(復刊)・練馬母親連絡会・国立市障害者自立運動・べトナムに平和を!市民連合(ベ平連)・横浜新貨物線反対運動・公害問題等、様々な運動に関する一次史料や、生涯をかけて公害問題に取り組んだ宇井純氏(1932-2006)の資料コレクション、東南アジアを歩き『バナナと日本人』や『ナマコの眼』などの著作を残した鶴見良行氏(1926-1994)の残した蔵書・研究ノート等が存在しています。
これらの史資料は『「生活の質」を捉え直し、多価値の時代における共生のあり方を考察し、社会に還元する』(センターHPより)目的は勿論のこと、特に研究者にとっては、1960年代以降の社会運動を考える上で、大きな手がかりになることが予想されます。しかし現代の人文社会科学は、現代社会運動史資料の実態解明や収集・保存・活用について、未だ方法論を確立したとは言いがたい状況にあります。
そこで、このたび歴史学研究会近代史部会は、センターのご協力をいただき、現地での史資料見学・個別報告・交流会を一体化した例会を企画することにいたしました。
本企画は、現代社会運動研究・調査についての論点共有や、研究基盤作りのための第一歩であることを目的としています。学知の境界を超えて、社会運動を「現場」の視点から改めて問い直すことや、現代史資料を収集・保存・活用すること、そして記録や証言自体の持つ意味について、話し合ってみたいと思います。
これから研究をはじめようと考えておられる学部生・院生や、すでに研究をすすめておられる研究者、現代史資料を扱っておられるアーキビストなど、ご興味をお持ちの皆様。センターに集い、一緒に語り、考えてみませんか。
ご注意:
埼玉大学共生社会研究センターは、この企画に対し、会場確保・内容説明等の点でご協力くださっています。しかし例会企画・運営・実行の責任は、歴史学研究会近代史部会にあります。例会について埼玉大学にお問い合わせいただきましても、回答しかねる場合がございます。
お問い合わせにつきましては、上述の大和アドレスまでご連絡のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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